新着情報

2023.03.28求人応募を検討している未経験者が知っておくべき
地質調査(技士)の仕事のやりがいや魅力とは?

地質調査(技士)の仕事は災害から人々を守ることができる非常にやりがいのある仕事です。

しかし、あまりメジャーではないため、仕事に興味があっても将来性などに不安を感じている方も少なくありません。

そういった方に向けて、この記事では地質調査技士の仕事内容ややりがい、魅力について未経験の方にもわかりやすく解説します。

地質調査を行う会社の求人に応募することを検討している方は、この記事を参考にしてみてください。

地質調査(技士)の仕事内容

地質調査の実務内容は、以下の通り多岐に渡ります。

1.情報収集
2.現地調査
3.物理探査
4.採取したデータの分析
5.調査内容を資料にまとめる
6.報告書を作成する

調査現場の仕事をイメージされることが多いですが、地質調査技士の仕事には調査したデータを基に報告書を作成するなどの事務仕事も多いです。

また、調査現場で他の作業員のマネジメントを行うなどの管理業務も必要になります。

このように、地質調査技士は地質調査に関するさまざまな仕事を行う必要がある重要な職種です。

地質調査(技士)の仕事のやりがい

地質調査技士は災害などから人々を守る非常にやりがいのある仕事です。

どのようなやりがいがあるかについては、実際に働いている方が感じられているやりがいを紹介しましょう。

人々を災害から守る重要な仕事である

地質(地盤)調査を実施して調査結果を分析することで、調査対象地の危険性が把握できます。

例えば、以下のような災害の危険性を把握することが可能です。

・地滑り
・液状化
・地盤沈下

上記の災害に対して脆弱であるかどうかを把握できるため、その地域を避けて住宅を建てたり、地盤改良を行なって危険性を軽減したりなどの対策を講じることが可能です。

さらに、調査したデータは災害の危険性が把握できるハザードマップの作成にも利用されており、災害が起きた際の避難にも役立っています。

このように、地質調査技士の仕事は人々を災害から守る重要な仕事になっているため、やりがいを感じながら業務を行うことができるはずです。

住宅の安全性を確保する仕事である

地質(地盤)調査は私たちが生活している住居や働いているビルの安全性を確保するために大きな役割を果たしています。

実施することで建物を建築する予定地の地盤強度や沈下に抵抗する力を調査できるためです。

事前にその土地の危険性を把握できることで、地震などが起きた際に建物の安全性が確保できるのかを正確に知ることができます。

仮に危険性があると判断された場合は、地盤改良工事を実施することで地盤の強度を高めることができ、地震が起きたとしても住宅が傾いたり、倒壊したりなどのリスクを大きく軽減することが可能です。

このように、地震から住宅と住人を守るために地質調査は大きな役割を果たしているため、社会貢献度が高くやりがいを感じながら働ける仕事と言えるでしょう。

地質調査(技士)の魅力

前地質調査技士の仕事は社会貢献できる非常にやりがいのある仕事ですが、それ以外にも多くの魅力があります。

求人応募を検討しているなら、地質調査の魅力を熟知したうえで自身に合っている職業なのか判断するようにしてください。

需要が高い仕事である

地質調査技士の仕事で行う地盤調査は、建築基準法により住宅やマンションなどの建物を建築する際に、地耐力を調査する目的で行うことが義務付けられています。

毎年新築の住宅だけでも約80万〜90万戸程度着工されており、その分は確実に需要があるため、基本的に仕事がなくなることはありません。

ただし、少子高齢化により人口が減少してくる日本では新築住宅の需要が減ってくる可能性が高く、無くならないまでも減少する可能性は十分にあります。

とはいえ、すぐに影響があるわけでないうえに、新築住宅建設時以外でも需要が増加しているため、現段階では過度に気にする必要はないと言えるでしょう。

将来性のある仕事である

近年、日本では大規模地震や台風、豪雨などを原因とする自然災害が増えています。

今後も大規模地震や台風などの自然災害は起きることでしょう。

それにより、ハザードマップ作成や土砂災害の危険性を把握するのに必要となる地質調査の需要が増加しており、今後も増えていく可能性が高いです。

一方で、橋やトンネルなどのインフラ建造物の多くが建設されてから50年が経過しており、老朽化が進んでいる問題もあります。

こちらでも、建て替えや修復が必要な建造物の増加に伴って、インフラ建造物のある土地の地質や地盤に関する情報を最新のものに更新できる地質調査の需要は高まる一方です。

このように、地質調査は災害の増加やインフラの老朽化に伴い、地質・地盤調査の需要が増加しており今後も需要が高まることが予測されるため、地質調査技士は将来性のある仕事と言えます。

未経験でも現場で仕事をしながら地質調査技士を目指せる

地質調査技士は未経験の方でも現場で実務を行いながら資格取得を目指せる仕事です。

調査系の仕事は専門の学校に通っていないと資格取得が難しいものが多いですが、地質調査は一定の職務経験があれば誰でも試験を受けることができます。

具体的な地質調査技士資格試験を受験するために必要な実務経験の年数は以下の通りです。

学歴 ①.専門課程を専攻し卒業した者 ②.左記以外の理工系課程を専攻し卒業した者 ③.①②以外の者
大学・高等専門学校(専攻科)・専修学校(高度専門士)の学士 3年 5年 6年
短期大学・高等専門学校・専修学校(専門士)の短大士・準学士 5年 7年 8年
高等学校、その他 8年 8年 8年

出典:地質関連情報WEB

上記のように、専門的な学校を卒業していなくても一般的な高等学校を卒業している場合は、8年間の実務経験があれば地質調査技士の受験資格が得られます。

まったく知識がない未経験の方でも時間をかければ資格を取得できることは地質調査技士の大きな魅力です。

まとめ

地質調査技士は社会貢献のできる非常にやりがいのある仕事です。

しかも、需要が高まっており今後も継続して仕事が増えていくことが予測されるため、将来性のある仕事とも言えます。

未経験の方でも資格取得できるので、やりがいのある仕事に就きたい方は、地質調査(技士)を目指して就職や転職を検討してみてください。